南極体験
「西堀栄三郎記念 探検の殿堂」へ行ってみました。
探検の殿堂に行かないって、女房に誘われて、なんとなく行ったのですが、そこは、あの西堀栄三郎氏の記念館だったのです。
何はともあれ・・・
マイナス25度を体験して来ました。
冬の韓国へ出張したとき、こんな寒いとこがあるのかぁ~なんて思ったことがありますが、マイナス25度は、さすがにそれ以上でした(笑)。
ところで、西堀栄三郎氏の事なんですが・・・
実は、西堀栄三郎氏の『石橋を叩けば渡れない』という著書に刺激を受けた記憶があります。
日本も先進国に負けじと「昭和基地」を建設したある冬のこと、越冬隊を送るかどうか問題になりました。
当時は、越冬した経験は誰にもなく、なにが起きるかわからないという状況。
安全第一か、それとも初の越冬調査で国威をあげるのか・・・
大方の意見は事前によく調査をしたうえで越冬を決めようという中、西堀栄三郎氏は昭和基地をつくったのだし、先に越冬を決心するべきだと激論になった。
危険は調査するが、決心をする前に調査をすれば、するほど、やめた方が良いという結論になるというのだ。
確かに、新しいことにはリスクがつきもの。
考えるほどに問題がわき出て決断できなくなるものですよね。
自分が会社を興そうと考えた時、「独身だったら・・・、ローンも残ってるし・・・、それに・・・」なんて、かなり迷いましたが、そんなふうに考えている自分には、石橋を渡るときが訪れないのだろうと、踏ん切りをつけた事を思い出しました。
いやぁ、初心に返るのに良い時間でした(嬉)。
なかなか、良い本ですよ。↓ (^^ゞ